自然療法のクシロ薬局

自然療法:不妊エドガ−ケイシー療法:

不妊で悩むかたの参考になりますので一度読んでみて下さい。

不妊の苦しみを長いいこと味わってきた夫婦にとって、妊娠するということは言葉では表現できない創造的な出来事なのである。確かに、世界中のどこかで毎秒と言っていいほど赤ちやんが生まれている。しかし、だからといって、今まで親になることを拒絶されてきた人々に起こった新しい生命を奇跡と呼べないことはない。受胎の神秘は、その頻繁な回数のせいかあまり深く追求されていない。受胎回数の単純な統計が、まるで受胎のしくみの説明になっているような感さえある。二人にとっては父と母になることが、人生において重要な要素であったのだ。そして、二人とも、その奇跡が起こることを心から切望していたのだ。妊娠するために何が必要であるかをエドガー・ケイシーが説明できたことが重要ではない。

不妊治療専門医ならみな、栄養摂取、手術、詰まった管の開通、ホルモン治療、あるいは養子縁組などを通してこれと同じような体験をしている。私の友人で四○代に入ってから妊娠するのをあきらめ養子をもらったが、その数カ月後、妊娠したのだ。これは決して珍しい話 ではない。

不妊症の問題とその解決において、暗示療法、催眠術、無意識の働きが大きな役割を演じる。妊娠に対する恐れも、あるときには授精の妨げになったり、また卵管妊娠や切迫流産を引き起こす原因となることが知られている。だから妊娠できない女性の場合、エドガー・ケイシーが暗示しているいくつかの生理的要素が、妊娠の可能性と妊娠の続行を促進するのに関係があることをいろいろなことを示唆している。

受胎の可能性を支えるホメオスタシスが肉体全部に必要であるという概念、母親であることの栄誉があるという考え、つまり、子供と両親を霊的な根源と遺産で関連づけるという考えだ。親になりたいと願う諸夫婦にとって、また妊娠中の女性や受胎前の女性の相談にのり世話をする各医者にとって、こういったデータは、研究および実施する価値があると思われる。

第一回目のリーディングで、エドガー・ケイシーは子供を望む女性に、こんな身体の状態では、むしろ妊娠しようとしない方がよく-実際彼女は妊娠しようとしてもできなかったのであるが身体がもっとバランスのとれたものとなり、妊娠を続けられるような適切な状態になるまで待つように言った。

エドガー・ケイシーは彼女のの背骨には圧迫が有りそれは整骨治療と矯正目的の手枝治療で取り除くことができると言った。 この状態の方が運動、食事、水を飲むこと、ヒマシ油パックで2人の双子をもうけたのを報告を受けている。

彼はまた、リンパのポンプ治療を治療の一環に加えると、結果はさらに確かなものになり、そして成果も早く出るだろうと言った。女性はエドガー・ケイシーの勧める治療をすべてやったわけではなかった−−彼女は医者を変えたわけではなかったし、医師先生からリンパのポンプ治療を受けることもしなかった。エドガー・ケイシーは、彼の指示に従えば一九三八年の秋には子供をもつと予想したが、実際には一九三九年の七月に女性は出産した。リンパのボンプ治療とは、要するに胸部に施す手技治療(リンパマッサージ)のことである。手で強く押したり弱く押したりして交互に違う圧力をかけることで、おそらくそこから延長して他のリンパ組織を通してリンパの流れを増すのであろう。

女性の背骨に存在した整骨上の実際間題は、頸椎、胸椎、腰椎、仙骨、そして尾てい骨、脊柱の部分にあった圧迫と不協調に関係しているとエドガー・ケイシーは察した。もしエドガー・ケイシーが(それに整骨専門医も)正しいとすれば、このような症状を取り除くことは患者の身体に絶大な効果をあげることであろう。感情−−あるいは、内分泌組織とも言えるが−−とすべての神経系にもっとよい機能関係が生まれるであろう。そして、機能が向上すれば、身体諸器官への影響はさらに強められるはずだ。言い換えると、

感情や思考の肉体的原則−−つまり、そういったものの正しい関係−−は、あらゆる意味で向上し器官自身もその結果、さらに正常に機能するであろうとエドガー・ケイシーはほのめかしていた。肝臓、胆嚢、すい臓がもっと正常に働きだし、食べ物の同化作用がいっそう良くなることだろう。体重が増え、食べ物が同化し、代謝が向上するので、食欲が出てスタミナとエネルギーが増し、長いこと苦しんできた頭痛、頸痛、そして腹痛が消えるであろう。エドガー・ケイシーが言うには「圧迫を取り除くと、さらにいっそう正常な状態ができるのだ」

リーディングによると、女性の湿疹には、やはりそれなりの原因があった。それは、胸椎部が呼吸器官と連携している箇所から出てみられ観測される)リンパの働きを管理し、コントロールする中枢からの神経インハルスが、不十分なのである。こういった中枢は、明らかに胸部や呼吸組織と親密に結びついているのだ。エドガー・ケイシーがリンパのポンプ治療を提案した理由もここにある。これは、皮膚自身のリンパの流出に直接的あるいは間接的に影響を与える。生理学の教科書の多くが、リンパ管は自律神経にコントロールされているとう事実を認識していない。だが、このことは、腹腔にあるリンパ管で解剖学的にも実証されている。おそらく、神経の供給のほうが、リンパの流れよりもリンパ管修復と再生に深くかかわっているのだろう。

犬の心臓では、リンパの流れが妨げられると、すぐに心内膜下で内出血が頻繁に起こるこ知られている(注1)。このような問題にとりくむ心臓病専門医は、リンパの流出が漫性的に不十取分だと、内出血をしている箇所は繊維症になるのだと理由付ける。こういう事実から、身体のどの部分でもリンパの流出か充分でないと病的な異常-例えば皮膚炎など-が生じると仮定できよう。身体の健康にどのくらい重要かという点では、リンパ構造とその機能は現在のところあまりよく理解されていない。しかし、リンパ構造は身体の排泄経路として働くことは理解されている。

そのようなリンパの機能がうまく働いていないと、病気という障害が起こることも理解さている。

患者を悩ましていた難聴も、明らかに背骨と脊髄に有り他の問題も引き起こしている数種の圧迫の一部としてエドガー・ケイシーが説明したのと同じ病因によっていた。一エドガー・ケイシーの見解では一ただ妊娠するような健康状態にするだけなら、そこは別に矯正される必要はなかったのだ。しかしエドガー・ケイシーはこれを最後に、しっかりとその辺を冶したほうがいいだろうと提案した。

記録によると女性の健康は確かに向上した。しかし、彼女はこれに関する指示に一貫して、また忍耐強く従うことはしなかった。そのため、病気は再発し、あとになって突発性難聴に苦しんだ。

レオノアが実際に妊娠したとき、次のことをしておくように言われた。「妊娠の成立する可能性に向けて作用するものすべてが発展するための−−それを邪魔する力なしに−−そして維持するための力を刺激しなさい」これはすごい意見である。

というのは、授精−−精子と卵子との結合−−は起こったが、それを維持するのに身体中の力が正常になるまでは、おそらく妊娠-「子供がお腹にいること」−は、成り立たないことを示唆している。このことを、すべての組織が「調和する」一までと言う人もいるかもしれない。事実、身体の正しいホメオスタシスができるまでということなのだ。

時に、エドガー・ケイシーは明らかに時を越えた医学的評価の目をもって状況を観た。

精子と卵子が合体すると、子宮に自分の子供を宿しているという自覚から、女性たちは内面的に母としての自分を評価するのだろうか?受胎寸前の実体(訳注これから肉体をもとうとする霊体)のエネルギー、子宮とそれに関連する諸器官の状態、全身の健康状態とバランスが、この妊娠は事実、生ける子をつくれると言えるとき、そのとき初めてエドガー・ケイシーには実際の妊娠、つまり母なるものと子供が見えたのであった。これが、「そうであるかもしれないし、そうでないかもしれない。状況によるのだ」とエドガー・ケイシーがその若い女性に送るリーディングで言ったことだ。

受胎の実はあったが、実現の可能性はまだ決定的ではなかったのだ。

ある三十四歳の女性(457-10)に与えられたリーディングを見ると、エドガー・ケイシーの見解から、将来母となるべく女性の立場が理解できるだろう。この女性はまだ妊娠していなかったが、必ず妊娠すると約束されていた。彼女は妊娠の為の準備や母になることについて

多くの質問をした。そして実際約一年後、母親になった。母親になる事に関するエドガー・ケイシーの哲学は次のリーティングを通していきいきと表れている。

心的および霊的態皮に関する情報を与えるにしても、(それらに対する)質問に答えるにしても、これらはすべて論証のこの原則からとりかかるべきである-ある魂が物質界に入れるように〔自分の〕身体、心、霊の中で準備がなされているときは、特に。

個々の実体である一方、[四五七]はある肉体、心、魂という現実を呈する。-それは、約束事として、そして性交を通して、人に機会として与えられるのである。チャネル(訳注一神と人間を結ぶ経路)を提供し、創造する目的で。そのチャネル通して、創造主である神は主の仕業を見せ、また経験の機会を個々人にくださるのだ。

であるから、心から真に自分をチャネルとして提供するための準備は、まず第一に肉体的な態度、第二に心的態度から始めなければならない創造主である神がその人格をくださり、魂を物質界に具現することについて神にまかせることを知ったうえで。なぜなら、肉本をもたないとき、魂はその帥造主と共にいるのであるから。

そして、〔子を宿す〕機会をつくることについては、自己のそして伴侶の心的態度を知りなさい。

なぜなら、物質界の経験をするためにやってくる〔魂の〕性質、人格はそのような心的態度にかかっているからだ。

そして、霊的な面は神におまかせしなさい。求められるその魂の性質、人格に応じて、心的そして肉体的なことの準備をしなさい。

ここに示されている暗示をみるに、もし本当にエドガー・ケイシーの言葉が正当だとしたら、この夫婦にはすごいチヤレンジであるし、また、すべての医者、それと親になろうとしている人々にとって、すばらしいチャンスであるはずだ。自分が妊娠していると思う女性が次のような訓戒を受けたとしたら、それはその女性の人生に深い影響を与えるのではないだろうか。

注意し準備を怠らなければ、現在の経験から、母になることの栄誉がこの実体に起こるであろう。

第9章レオノアにとって、それは「栄光」ケイシーリーディングの秘密たま出版より抜粋