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ローズヒップにはビタミンCをはじめ、ビタミンE、ベータカロチン、リコピンなど抗酸化作用を持つ成分が多く含まれており、ローズヒップ・ティー(バラの実から作った茶)により、活動性が20〜25%改善し、関節症状を40%軽減したというドイツとデンマークからの報告がありました。
ローズヒップ(Rosa caninaの実)の種子と殻(外皮)を材料にした標準化パウダーのサプリメントを服用することにより、膝や股関節の変形性関節症の症状が改善されるかどうかについて、変形性膝関節症または股関節症の患者のうち、グルコサミンやコンドロイチン、そしてヒアルロン酸やグルココルチコイドといったサプリメントや医薬品を6週間以上用いていない患者について臨床実験したところ、ローズヒップの服用は3週間でプラシーボと比較して顕著に痛みを軽減し、痛みの軽減を自覚した患者の割合はプラシーボでの49%に対して82%と顕著に違いが現れました。 そして鎮痛薬の服用量も、ローズヒップの服用により顕著に少なくなりました。 不自由さ、硬直、総合的な苦痛についての結果は週間後では変化がありませんでしたが、3か月後には顕著に改善されました。 これらの結果により、ローズヒップの服用は、変形性関節症の症状を改善し、鎮痛薬の服用量の減少に繋がることが示唆されました。
ローズヒップ