自然療法のクシロ薬局

田七

田七は別名金不換とも呼ばれる中国雲南省の特産品(蒙自県)が中心。

中国で田七は作られていますが、輸入の際に放射能、農薬、重金属などの検査をし、輸入しております。

安心し御使用ください。

根っこの上の球形のものを茎と細根を取り除き乾燥させたものを田七人参といいます。

自然に生育するものはなく(もう見つからない)3年かけ栽培しています。

クシロ薬局の田七人参は生田七(きでんしち…中国でいわれている熱をかけず乾燥させた物)を熱をかけずに粉砕しふるいをかけ粉末にし、高圧滅菌処理をし、生薬本来の成分を失うことなく製剤化に成功しました。(高圧滅菌済み)。

14局法では生薬の滅菌が規定される様です。

そのときには標準となるくらいの品質はあるいっていました。

安心しておたべいただけます。

健康食品です。

処方名:
三七・参三七・人参三七・田三七・田七(広東、広西での処方名)
基原:
ウコギ科Araliaiasceae人参三七のPnanax pseudoginseng Wall.の根を乾燥させたもの。別に外皮の間に竹間のような紋のある種類があり、竹間三七Panax japonicum C.A.MAey.(ちくせつにんじん)と言う。その根茎を利用する。偽物が多いためクシロ薬局では、本物を厳選して使っております。

成分としてサポニン(ジンセノサイトRb1,Rg1)、ビタミン(B1、B2、B6、E)、カルシウム、亜鉛などをはじめ食物繊維もたっぷり含まれ、古来より健康維持に役立つものとして愛用されてきました。

田七人参は中国の雲南省でしか取れないウコギ科人参属の植物の根菜で、高麗人参やウコンの仲間で7年かけてやっと育つためにこの名前がついています。いったん収穫すると、その後その土地には7年間、雑草も生えないほどやせ細ってしまうほど土壌の栄養分をことごとく吸い上げてしまうと言われています。

田七の栽培地と加工品種

株式会社栃本天海堂の協力で出来ました。

産地の位置中国雲南省蒙自

ベトナムに近い国です。

  1. 田七の生産地

    蒙自県の入り口

  2. 田三七の栽培

    今回、田三七が栽培されていた場所は以前」トウモロコシ畑であったところを利用し、人参畑のような囲いを雑木などで作り、日光が直接あたらないようにし、そこで種蒔きから3年目の夏に収穫という短いサイクルで栽培を行っていた。栽培地は丘陵地の斜面に沿っでつくられている。我々が見学に行ったときは、雨が降った後で、栽培畑の軌間は滑りやすく足が取られ、軌間を歩くのは骨が折れた。畝は斜面に対して垂直につくられており、畝の長さは少なくとも100m以上あり、畝幅は!30?・高さ15?・軌間40?であり、移植したもの(2年生以上)の株間は15cm間隔であった。

    田三七栽培畑(写真後方にみえる)

    田三七栽培畑の入口

    田三七栽培畑(内部)

    一年生の畑

    2年生

    3年生花を摘んでいる

    3年生(花付き)

    種をとるのは2年生のもののみである。1年生では種ができず、また3年生のものから種を取ると良品のものが収穫できないという。種はとった後、水洗いしながら果皮をとり、陰干し、冷暗所で保管する。また、そのまますく"播種することもある。鮮四三七は、柔らかく、ナイフがスッととおる。中色は蒸したサツマイモの断面と同じような色である。中色が白いものは病根であるという。

    鮮田三七を切ったところ

    鮮田三七(ひげ根と病根)

    鮮田三七

  3. 田三七の加工方法

    • 生産者(農民)成熟した田三七を掘り上げた後、泥付きのまま天日乾燥する。最初1-3日間乾燥し、外皮が少し乾いてから、竜頭・ひげ根をとる。また、病根があればこれを除き、簡単に等級分けする。その後、再度15日間ほど天日乾燥し、加工業者に納入する。天候不順のときは熱風乾燥(温度は50℃を越えないようにする)することもあるが、非常にまれである。鮮田三七は乾燥すると、目方は10分の1になる。
    • 加工業者生産者から入荷した田三七を磨き機(回転式)で土砂や残っているひげ根などを磨きながら除去する。

    また、病根があればこれを除く。機械は1回につき50こほど原料を投入し、15-20分磨く。顧客の要望により、滑石粉あるいは蜜蝋などを加えて磨くこともできる。このとき小石を入れると、磨きがよくなり、外皮に光沢が出てくる。その後、等級分けを行い、包装し市場に出荷する。

  4. 田三七市場品

    田三七の規格は大きさによう。

    昆明の薬剤市場は15頭/20頭/30頭/40頭/60頭/80頭/100頭/120頭/160頭/200頭/大二外/小二外/無数頭/剪口/支根と田三七の花が売っていた磨き加工時に密蝋や滑石の粉などを加えて磨くこともおおい。

    薬剤市場では下記加工品が並んでいた。

    • 乾燥した田三七をそのまま磨いたもの
    • 滑石の粉を付けて磨いた物
    • 密蝋を付けて磨いた物
    • 蜜蝋と炭を付けて磨いた物市場品

    左:滑石の粉を付けて磨いた物

    中:乾燥した田三七をそのまま磨いたもの

    右:密蝋を付けて磨いた物

    左:滑石を加え磨いた物

    右:蜜蝋と炭を付けて磨いた物ふつう日本に入ってきているものはこれです。

  5. "生"と"熟"について

    今回、田三七の"生"と"熟"の違いについて産地の農民・加工業者・築材市場の商店主に何回も尋ねたが、結論として・産地の農民・加工業者・築材市場は"生"しか取り扱っていない。

    "熟"は修治したものであり、その多くは片状あるいは粉末状になっている。

    また、当地の漢方薬局では顧客の要望によりそのつど"熟"(片状あるいは粉末状)を製造し、顧客に販売する。

    それゆえ、築材市場でみかけた表面の色が黒い田三七(蜜蝋と炭を付けて磨いたもの)は中国ではあくまで"生"であり"熟"ではない。

    以上平成8年8月8日板本天海堂原料部の協力の感謝します。

    クシロ薬局は熱処理加工していない田七をセラミックの臼でたたき粉にした物を使用していますので安心して食べれます。