自然療法のクシロ薬局

整骨療法

整骨療法は自然な療法の最も重要な療法の一つだが以下の理由によって

病気の治療に際しては、自然治癒を促進する数々の方法のすべてを駆使して利用すべきだ。

これだけでは不十分。

  1. 病気の機械的な治療を行なうだけ。
  2. 化学的及び熱による治療も行なわない。
  3. 精神的及び肉体的な治療も行なわない。

整骨療法だけで食事から生じる、有機塩類を補うことは出来ない。

精神的な治療と純粋な自然食が脱臼した骨や関節をはめることができないの同じように、脊椎の損傷の矯正だけで、偏執狂や強迫観念を治したり、鉄、カリ、ナトリウムを血液に供給することができないのは確かだ。

整骨療法に見られる多くの問題

  1. 病気の機械的な理論と治療に過度に固執
  2. 手技以外のほとんどすべての自然な治療法を拒絶すること
  3. 手技だけでは不充分だとわかっているので、薬物投与と外科的治療という旧式な手法に頼る傾向が強い。

重症の慢性病の場合、これらの手法のいかなるものも単独では完全な成果を達成するには不充分だ。

それが汚染されておらず添加物等も使われていない純粋な食品による食事であれ、水治療であれ、マッサージであれ整骨療法であれ精神療法であれ、ホメオパシーであっても

例として

「さて、この体の肉体的力には明らかな障害があるのがわかる。これらの障害は、肉体的反応の予防のために注入された物質が原因で生じている。この体の臓器、働き、すべての力の滋養の補給に必要な成分を同化によって生じさせる体の部位が、これらの障害にかかわっている。したがって左半身全体がかかわっているが、障害は右半身−−盲腸の部分から生じている。」

「矯正が為されないと、虫垂が冒されるというよりもむしろ、やがては次のような状態が生じる可能性がある−−その状態とは、やはり乳び管のあたりと胆管と腺組織が今よりもかかわってくるものだ。

それが原因で時折消化が非常に悪くなり、血圧も低くなり、脈博がひどく遅くなって貧血になる。これらがこの体に障害を与えている力だ。」

「そこで、かかわっている身体部位を考慮し、より完全なバランスを持たらすものをふやさねぱならないのだ。」

そうやって、体が協調によってこれらの状態を調整できるようにするのだ。」

「したがって、整骨療法的見地から言えば、最初の矯正は、尾骨、第4腰椎において、次に第1、第2、第3胸惟において為されねばならない。(これらを行なうのは多くとも、週に2回だ)あるいはこれら矯正が為される直前に盲腸と肝臓のあたり一帯に、体が耐え得る熱さのヒマシ油パックを半時間あてなさい、よいかな?」

「ヒマシ油パックをした後は約、20〜30分間体を休ませ、それから調整を行ないなさい。そうすれば、体の排泄及び吸収に対して反応が生じるのがわかるだろう。」

「ベントリキュリン(豚胃の乾燥商品/訳注)を鉄と一緒に内服しなさい。これを週に3回とるが、小匙すりきり一杯にしなさい。これは、血液供給を良くするよう、より良きスタミナ-吸収を行う系統全体の活力を強化する、大量の血中ホルモンを生産すべく、臓器に対して作用する能力を身体の各要素に付加するためだ。」

「これらを続ければよい(つまり、手技、オイル・パック、それに、血圧を上げて血液供給を高めるためにベントキュリンをとること、そしてこれら全体を繰り返すことだ。)そうすればこれらがアルカリ性を保つ事によって、身体が冷気に抵抗する能力を生み出すのがわかるだろう。」

「(この体の体内に兆候が見られるので言うが)かんきつ類のジュースと穀類を一度の食事で一緒にとったり、同じ日にとったりしてはならない−−この体の場合は、週の半分は、朝食の主食として、あるいは日中に、かんきつ類のジュースをとり、あとの半分は、朝食の主食として砕いた小麦かひき割り小麦(ただし充分に調理したもの)をとること−−両方を一緒にとることは絶対にやってはならない。

毎日一食か、あるいは各食事の大半を、生の野菜でとりなさい。セロリ、レタス、トマト、ラディッシュ、玉ねぎ−−これらのうちのどれか、あるいは全部が、毎日少なくとも1食分全体のうちの大半を占めていなければならない。」

「これらを行なえぱ、間もなくこの体の状態がずっと良くなるのがわかるだろう。」1123-2

整骨療法の主要な目的

一つは骨の損傷を矯正。

体の骨のどれか一つでも位置がずれていると、隣接する組織を圧迫して、血液や神経やリンパ管をふさぎ、細胞と臓器の機能を妨げ、生命維持に不可欠な体液と神経流の自然な流れを阻んでしまう。

脊柱が患部である場合には正常な位置からのずれ、つまり逸脱の有害な結果は特に重大だ。

この構造物は、脊髄が入っている空洞の筒状部を形づくるように軟骨性の物質で幾分ゆるめに接合された、33個のそれぞれ別個の骨で構成される。

脊柱から分岐する神経幹は、これらの開口部を通った後、分かれて何百万もの側枝、線維、にさらに細かく分かれるが、これらが人体のありとあらゆる細胞から細胞へと生命エネルギーと神経インパルスを運ぶ。

脊柱の椎骨のどれかがずれたり、はずれたりすると、それらの間を通っている神経幹と血管に異常な圧力がかかる。

神経の進路に沿ったどの点に加えられた刺激も、一定の生理学的法則に従って、その神経のすべての側枝に伝達されて、様々な部分に炎症、痛み、異常な機能を生じさせる。

これと同じ生理学的法則に従って、神経がその進路上のどこかの点でしびれて麻痩すると、この妨害点よりむこうにある神経と側枝、並びにそれらに依存しているすべての構造物も、しびれて麻痩する。

脱臼した骨が神経や血管に及ぼす圧力は、水が流れているゴムホースを圧迫したときに生じる影響ににる。

ゴムホースを踏むと水の流れが止まる。これと同様に、神経や血管やリンパ管に加えられた異常な圧力や衝撃も生命流の流れを妨害する。

したがって、それらの流れに依存して血液及び神経の供給を受けている組織や臓器は、充分な栄養、適正な排水、脳にある本部並びに脊柱との連絡を奪われることになる。

この種の機械的妨害の矯正法は一つしかあり得ず、それは訓練を積んだ整骨療法家による治療によって、脱臼した骨を調整するか取り替えることだ。

「脳脊髄系に沿っていくつかの区域があるのがわかる。これらは保護されている。その区域自体が片方に曲がっているというのはなく、個々の区域を通って、脳脊髄系と交感神経系との間−−あるいは脳神経系と平行に走る神経との間−−にインパルスまたは神経の接合が生じているのだ。交感神経系全体に、脳脊髄系との接合部があるわけだ。」

「次に、個々の中枢−−すなわち、これらが接合する区域のもの−−には、小さな滑液包、つまり神経作用のプラスマがある。これがうっ血し、体の各部位に対する働きが緩慢になるのだ。なぜなら、体の個々の臓器、個々の腺は、このようにしてそれぞれの働きのためのインパルスを受け取っているからだ。」

「それゆえ、暗示によって、並びに環境及び周囲の状況によって、体のあらゆる部位に対する作用が生じるのがわかる。また、特性を持つ物質や食品の働きによって、臓器に対するその作用を体内で促進することができるのがわかる。さらに、それらから生じて体内で脳中枢へと至る反射作用があるのもわかる。」

「整骨療法は、特定の区域や骨のひびを突つくだけでなく、交感神経系と脳脊髄系との間のバランスを、触れることによって保つことでもある!これこそが本当の整骨療法だ。」

「こういうやり方で調整が為されれぱ、有益な影響があるだけでなく、治癒が為され、既に体内に存在する状態への補助にもなることがわかるだろう−−骨折等がない場合はだが一」1158-24

「問−−めまいが起こるのは何が原因で、頭痛が続いているのはなぜなのですか?」

「答−−感覚系統と関係のある、交感神経系と脳脊髄系との協調ができていないからだ。」153-2

「汝は脊柱にそった神経を連合させているが、汝は普段、電荷を帯びた様に感じているか?腐食が連合している側に現れるだろう-また汝自身の体内に現れるかも知れない。したがって、この放電は、毒素がその正しいチャネルを通って運ばれていないために生じている。」3641-1

「正しく行なわれる整骨療法的調整ほど自然の処置と一致した物理的機械療法はない。それらを定期的に行なっていてそれらに依存している人々を注意して見ればわかる!」1158-31

したがって、整骨療法によって、私たちは神経及び神経中枢を通じて、それらが達している体のあらゆる部分にある細胞及び臓器を、刺激したり休ませたり抑制したりできるのだ。これは、脊柱に沿った神経及び神経中枢にある種の手技を行なうことによって達成される。

「機械的つまり整骨療法的調整、ないしはマッサージを行なう体によって理解されるように、体内には自分自身の英気を養わせるためのあらゆるエネルギーがある−−体の様々な部分が互いに協調し協力していればだが。」

「だから、私たちがこれまでしきりに情報の源から得て示してきたように、他のいかなる手段よりも正確に体の働きの完全な調和が得られる、体を調整する力のある徹底的な整骨療法による機械的な調製が必要なのだ-急性の状態や特定の状況の場合を除いてだが-」。

「この体がこれらの作用(整骨療法的手技)を通じて−−正しい食事によって−−化学的な、つまり薬物の作用を通じて供給されるすべての力を同化及び補充できるのがわかるだろう。そうなれば、この体への機械的な応用は、他の条件(薬物)によるよりも適切だということになるだろう。」1158-11

既に述べた法則に従って、脊柱にきわめて近いところにある神経及び神経中枢に与えられた刺激は、それらの神経のすべての側技と細糸にのって体の最も内奥にある陥凹へと運ばれ、体内の細胞及び臓器を刺激して活気づけ、より正常な働きを行なうようにする。同様に、脊柱に沿った神経中枢に対して施されたくつろがせる治療は、体の内部にある細胞や臓器に伝えられ、炎症性で発熱を伴う部分の痛み、機能亢進、うっ血を静め緩和する。

整骨療法的治療の性質について

整骨療法の治療法とは次のような性質のものだ。

臓器の働きと関係の有る神経節を刺激すると血液循環がまして排液が生じる方法がある。 あるいは、排液を妨げたり、その方面での働きを妨げたりする方法がある。 また、特定の機械的調整を行なう方法もある。」849-2 上記の治療法の例を次に示す。

(1)「マッサージによる治療、ないしはカイロプラクティックまたは整骨療法的治療、ないしはこれらを組み合わせたものを行なって、体内からの排液を生じさせなさい。それも特に、肝臓及び胆管のより良き働きに関するもの、そして排泄器官全体に関するものを行ないなさい。これらの治療または調整を、少なくとも15回行なうまでは週に2、3回行ない、それから2週間治療をやめ、次に、もう一度最初と同じ期間行ないなさい。」2383-2

(2)毎週、徹底的な弛緩させる治療を整骨療法的方法で行ないなさい。これは刺激を与える治療であってはならず、2、3分で仕上げるようなものであってはならない。そうではなく、ゆつくりと、安らかに、体を弛緩させなさい、はじめは第1、第2、第3、第4頸椎骨の左右いずれかの側を、次は第1、第2、第3、第4胸椎を−−それから第9胸椎をという具合に。少なくとも20〜30分かけて、やさしいマッサージで体を完全に弛緩させるようにしなければならない。」3386-1

(3)「整骨療法家は、体の各状態の解剖学を理解しているならば、調整を行なってもよい。まず、脳脊髄系の状態、特に第6、第7、第8、第9、第10、第11胸椎のあたりをX線で治療しよう。第9胸椎が、最初に調整を行なわねぱならない領域だ。マッサージというよりも、その区域の位置が原因で生じる衝撃が緩和されるように調整しなさい。」

「目下のところ、体と調和している特性に対して、体が反応を示すまで保つようにしなさい。それから、まず毛細血管への注入を徐々に減らすが、徐々にすべてを減らす。こうすることによって、正しい吸収が為され、排泄が正常になるよう促進されるのがわかるだろう。」4156-2

治療の誤用、並びに脊椎のずれとその結果生じる神経及び血管への衝撃が、急性の炎症をひき起こすのは確かに真実だ。だが脊椎にくっついている筋肉や索を刺激することで生じる神経及び血管への衝撃が、これらの骨を正しい配列から引っ張りだす事があるのも本当だ。

このような場合には、(棘筋の緊張を伴う)炎症が静まると、脊椎は自然な状態に戻る。

この再調整が自発的に起こらない場合は、もちろん、手技治療によってひさ起こさねばならな同様のずれと再調整の現象は目の虹彩にも認められる。体のいかなる部位または臓器であっても、そこに急性の病気が発現する前及び発病の最中には、虹彩のその部位または臓器と対応する部分が、白い線とフレーク状のもので曇る。体内で進行している炎症のプロセスが目に再現されるのだ。

虹彩の下方の層の充血は体表レベルより上にある上部層の神経線維を圧迫する。これらのはみ出した線維が白い外観を呈し、急性の病気と治癒のクリーゼの白いサインを生じさせるのだ。体内の炎症のプロセスとそれに対応した虹彩の充血が静まると、神経線維が正常な位置に戻って沈み、白い炎症の徴候が消え、虹彩の表面が再びいつもの青または茶色の外観を呈する。同様に脊椎も、炎症のプロセスによって脊椎に生じている緊張がおさまると、その正常な位置に戻る。

私たちは何も、手技を適切に行なっても、急性の治療にはあまり役に立たないといっているわけではない。だが、炎症のプロセスが一旦始まると、これを阻止したり抑制したりしてはならず、自然な治療の最も本質的な部分は、断食、マッサージ、水治療法の応用にあるということは、断固として主張しておかねばならない。なぜなら、これらはすべて、他のいかなる治療法よりも徹底的に、病気を起こす物質の排泄を促進するからだ。

病気の根底にある原因を取り除かなければ、正常な状態は生じない。

「妨げとなっていることを心からなくすように、体もきれいにしなさい−−肉体的には排泄がうまくいっていない。この体の排泄をよくしなさい。だから、整骨療法と水治療法が、肉体の病気に必要なすべての治療法のほとんど基礎になっているのだ」2854-5

「問−−整骨療法的な調整を行なうべきですか?」

「答−−もちろん、整骨療法的にだ。これは、体に沿ってある様々な中枢と中枢の間に協調を生じさせる手法だからだ。。調整の学派の中には一つの部分の圧力を軽減すれば他の部分もひとりでに調製されるという理論に基づくものもある!だが整骨療法的な手法は協調を生み出す。だから整骨療法と神経療法はこの種の作用の分野では他よりも有益な方法であるのがわかる。」683-2

「問−−整骨療法はどれくらいの頻度で行なうべきですか?」

「答−‐それはその体がどれくらい必要としているかによる。2〜3週間治療をし、次に1〜2週間休み、再び治療を開始する。治療は少なくとも週に2回は行なうことだ。この方法なら体にとって有益で、調整を可能にする。なぜなら、整骨療法的に加えた手技による力はもっぱら、矯正の必要がなけれぱ、充血した部分を解消したり、ストレスや緊張のかかっている神経節を補助して、排泄または排液が起こって活発に機能を果たしている臓器に対する刺激が生じるように調整するだけだからだ。この体については正しく行なわれている。この体がこれらの指示を厳守するなら、苦痛は軽減されるだろう。」1110-4