胎盤は人に以下のような増殖因子を持つことが確認されています。
さすが小さな受精卵を10ヶ月程で生命体(赤ちゃん)を産み出すことのできる能力を刺激します。
- 肝実質細胞の増殖 痛んだ肝臓の修復。
- 神経細胞(知覚・交感神経節細胞)の増殖 知覚過敏、動こうと思っても動けないの防ぎ動きをよくします。
- 上皮細胞増殖因子:皮膚、肺、角膜気管上皮細胞 の増殖 肺や目皮膚の障害を起こした皮膚をもとに戻します。
- 線維芽細胞増殖因子:ヒト線維芽細胞、グリア細胞、血管内皮細胞の増殖。
- コロニー形成刺激因子:顆粒球、マクロファジ等の幹細胞の増殖。
- インシュリン様成長因子:軟骨細胞平滑筋細胞増殖 糖代謝を改善し軟骨や内臓の筋肉を増やします。
- 形質転換増殖因子:非形質転換細胞を可逆的に形質転換細胞に変換(α・β・γ2)。
- 免疫担当細胞(T・B・NK細胞)、胸腺細胞の増殖、リンホカインの産生促進、免疫を受容する細胞を多くし大きくします。
- T細胞(ヘルパーT・キラーT・サプレッサーT細胞)の増殖:免疫を統括する細胞を増やします。
- 造血幹細胞肥満細胞の増殖:貧血をなおし造血を促進します。
- B細胞の増殖及び抗体産生細胞への分化促進
- HGF Hepatocyte GF肝細胞増殖因子 肝実質細胞の増殖
- NGF Nerve GF 神経細胞増殖因子 神経細胞(知覚・交感神経節細胞)の増殖
- EGF Epidermal GF 上皮細胞増殖因子 皮膚、肺、角膜気管上皮細胞 の増殖
- FGF Fibroblast GF 線維芽細胞増殖因子 ヒト線維芽細胞、グリア細胞、血管内皮細胞の増殖
- CFS Colony SF コロニー形成刺激因子 顆粒球、マクロファジ等の幹細胞の増殖
- IGF Insulinelike GF インシュリン様成長因子 軟骨細胞平滑筋細胞増殖
- TGF Transforming GF 形質転換増殖因子 非形質転換細胞を可逆的に形質転換細胞に変換(α・β・γ2)
- IL1 Interleukin 1インターロイキン1 免疫担当細胞(T・B・NK細胞)、胸腺細胞の増殖、リンホカインの産生促進
- IL2 Interleukin 2 インターロイキン2 T細胞(ヘルパーT・キラーT・サプレッサーT細胞)の増殖
- IL3 Interleukin3 インターロイキン3 造血幹細胞肥満細胞の増殖
- IL4 Interleukin4 インターロイキン4 B細胞の増殖及び抗体産生細胞への分化促進
このような作用は免疫の異常や低下などに刺激的に作用し、免疫の低下にも十分作用を持つわけが分かる。