本書は、顔面神経麻痺後遺症によって残る「ひょっとこ顔」のような固定化した表情を、
顔面神経だけの問題としてではなく、三叉神経・顎関節・まぶた・筋膜・感覚入力のつながりから見直していく一冊です。
本書について
「ひょっとこ顔は、顔面神経だけの問題ではなかった
−症状固定の先にある、回復の考え方−」は、
顔面神経麻痺後遺症に残る表情の左右差、口角の下がり、頬の下がり、
まぶたの開きにくさ、口元のひきつり、共同運動などを、
慢性期の視点から整理した書籍です。
顔面神経は表情筋を動かす大切な神経です。
しかし、自然な表情を取り戻していくには、動かす神経だけでなく、
顔や口腔、顎関節、まぶた、筋膜からの感覚入力も大切になります。
本書では、三叉神経V1・V2・V3、顎関節、咀嚼筋、まぶたの神経、
筋膜の滑走、神経筋接合部、脳幹・小脳での連動パターンなどを含めて、
「顔が動かない」のではなく「顔が連動できなくなっている」という視点から、
回復の考え方をまとめています。
症状固定と言われたあとでも、すべてが終わりとは限りません。
残っている働きをもう一度使える状態に整えること、
感じること、そろえること、小さく正確に動かすことを通して、
話す・食べる・笑うという日常へ戻していくための考え方を紹介しています。
本書の主な内容
- 顔面神経麻痺とは何か
- 慢性期に残る顔面神経麻痺後遺症の見方
- ひょっとこ顔が起こる理由
- 顔面神経VIIの働きと限界
- 三叉神経V1・V2・V3がなぜ重要なのか
- まぶたは顔面神経だけでは動かないという視点
- 顔面筋と筋膜の固定化
- 神経筋接合部と電解質の問題
- 顎関節と咀嚼筋が顔の回復を左右する理由
- 脳幹・小脳統合とセンサーの再教育
- 改善のために見るべき場所と順番
- 医療・ボツリヌス・リハビリとの関係
- 顔面神経麻痺後遺症を改善する生活の土台
こんな方におすすめ
- 顔面神経麻痺後遺症で、表情の左右差が気になる方
- 口角の下がり、頬の下がり、口元のひきつりが気になる方
- まぶたが開きにくい、目と口が一緒に動くなどの違和感がある方
- 「症状固定」と言われたあとも、違う視点から見直したい方
- 顔面神経だけでなく、三叉神経・顎関節・筋膜との関係を学びたい方
- 施術者・医療関係者として、慢性期の顔面神経麻痺後遺症を多面的に見たい方
概要
本書は、顔面神経麻痺後に残る固定化した表情や「ひょっとこ顔」を、
単なる筋力低下や顔面神経の問題としてだけではなく、
神経・筋肉・関節・筋膜・感覚入力の連動障害として見直していくための一冊です。
顔面神経は「動かす神経」、三叉神経は「感じて戻す神経」として働きます。
顔面神経の出力と三叉神経の入力、顎関節の土台、まぶたの保持、筋膜の滑走がそろうことで、
自然な表情へ近づくための条件を考えていきます。
強く動かすことではなく、まず感じること。
そして、そろえること。
小さく正確に動かし、誤作動を減らし、日常の表情へ戻していくこと。
本書では、この流れを「症状固定の先にある回復の考え方」として整理しています。
ご注意
本書は、医療を否定するものではありません。
急な顔面麻痺、強い耳痛、水疱、めまい、難聴、目が閉じられない、
ろれつが回らない、手足の麻痺、激しい頭痛などがある場合は、
必ず医療機関で確認してください。
現在治療中の方、リハビリ中の方、ボツリヌス療法などを受けている方は、
自己判断で治療を中止せず、主治医・専門職に相談しながらお読みください。
本書の内容は、顔面神経麻痺後遺症に対する見方やセルフケアの考え方を整理するものであり、
特定の病気の治療、予防、改善を保証するものではありません。
商品情報
商品名:ひょっとこ顔は、顔面神経だけの問題ではなかった −症状固定の先にある、回復の考え方−
商品内容:書籍